『ヴォーカルは体が楽器』は喉だけでは無い。

こんにちは。
講師のMaimieです。

今年もまたコロナ騒動で一年が過ぎ、
気づけば年の瀬です。

今年は手洗いうがいが習慣化
した方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?

私は10年前の今頃、一度喉を痛めてしまい
全く声が出なくなった
経験があり長期に渡りお医者さんに通っていました。


今日は当時のお話を交えて、
目から鱗の喉ケアをご紹介します。


当時、私は仕事をしながら専門学校に通っており、
休みの日はライブ活動や制作活動と、
とてもハードな毎日でした。

ある日ライブを控えていた前日の夜リハーサルの後、
仕事をしていると声が出なくなってしまいました。


ライブ当日専門学校のレッスンを抜けて
病院に行きましたが、
消毒と吸入、処方箋の抗生物質と炎症止めのみ。


喉を潰す覚悟でステージにあがりました。

翌日私はやりきった安堵からから熱があがり、

声もハスキーを通り越したカサつき声。

その後2ヶ月、
週2回レッスンや仕事の合間に
病院に通いましたが当時学生だった私は
お金も時間も底が付き、もう我慢ならん!と
セカンドオピニオン受診を決意しました。

受診していた病院から徒歩15分圏内の
耳鼻咽喉科。

初診でカメラを鼻から入れ
喉の粘膜を先生と一緒に診ました。


そして、先生がひとこと。


『あらま〜こりゃお薬全然効いてないね〜喉より鼻の方が腫れてるよ〜』


と、

少し滑舌の気になるおじいちゃん先生が

ちょっと待っててね〜

とそのまま事務室に消えていき
印刷したての資料を手に戻ってきました。


『外から帰ってきたとき。一日2回。これやってください』

と。

資料に書かれていたのは


『鼻うがいのやり方』

『ハナノア』
(2、3枚あったかな…)

受診後毎日私は鼻うがいをやりました。


最初は鼻うがい特有の溺れる感覚がありましたが、
2週間が過ぎる頃には鼻うがいも慣れて

声のカサつきが軽減され処方箋も減りました。

そして声が出なくなってから3ヶ月後、
裏声も少しずつでるようになり
半年目には心なしか負傷する前よりも
出る音域が高くなっていたのです!

先日、
シャイニーミュージック校長先生の
斎藤先生ともお話していたのですが
生徒さんの中で喉を潰して
強くなって音域が伸びた人が居る

という話をしていました。

私個人的にはもう2度と
『声が出ない』なんて言う
歯痒い思いをしたくないので、
喉を潰して歌うことはおすすめしませんが、

『とんかつの肉を叩いて柔らかくする』
のと同じで、

よい加減の負荷は歌う時の発声には
必要なんですよね。

普段のケアがあってのお話かと思いますが、
先生と行う発声練習は自宅でひたすら
曲を流して歌うよりも
大事だったりするんです。

ちなみに私は喉を負傷して以来
鼻うがいは手洗いと同じくらい習慣づいています。

皆さんもご自身の楽器である体ケアとして
鼻うがいを取り入れてみてはいかがでしょうか♪

Maimie

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