Shiny Music Vocal School
代表ボイストレーナー齊藤信也です。
最近のJ-POPを聴いていて、
「みんな本当に上手いなあ…」
と思うことが増えました。
緑黄色社会の長屋晴子さんの
パワフルな高音と美しいファルセット。
幾田りらさんの
透明感あふれるクリスタルボイス。
Adoさんの
圧巻のがなりと七変化とも言える声の表現力。
Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんの
伸びやかな高音と繊細なウィスパーボイス。
Official髭男dismの藤原聡さんの
どこまでも伸びるようなロングトーン。
本当にレベルの高いシンガーばかりです。
そんな中で、
最近のJ-POPを歌うために欠かせない技術があります。
それが、
「地声と裏声を自在に切り替える技術」
です。
実はこの技術が特に素晴らしいのが、
緑黄色社会の長屋晴子さんと
Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんです。
例えば、
緑黄色社会『Mela!』
冒頭の
「今なんじゃない?
メラメラとたぎれ眠っているだけの正義
こんな僕も君のヒーローになりたいのさ」
この
「こんな僕も」
というフレーズ。
実は
「こんな」→地声
「僕」→裏声
「も」→地声
という切り替えが行われています。
しかも一瞬です。
そして驚くほど自然。
普通に聴いていると気付かないほど滑らかです。
続いて、
Mrs. GREEN APPLE『ライラック』
Bメロの
「グワングワンになる
朝方の倦怠感三番ホーム準急電車」
ここでは
「さん」→裏声
「ばんホーム」→地声
という切り替えがあります。
さらにCメロ。
「痛み出す人生単位の傷も愛おしく思いたい」
ここでは
「傷」→地声
「も 愛(いー)」→裏声
「おしく思いたい」→地声
という切り替え。
大森さんはサラッと歌っていますが、
実はかなり高度な技術です。
地声と裏声の切り替えが上手い歌手ほど、
声帯のコントロール能力が高いと言えます。
なぜなら、
地声と裏声では、
声帯の使い方が大きく違うからです。
地声は、
声帯をしっかり閉じて振動させる発声。
裏声は、
声帯を伸ばす筋肉を優先的に使い、
息を少し混ぜながら発声します。
つまり、
全く違うモードを
一瞬で切り替えているのです。
ここがスムーズにできるようになると、
高音が出しやすくなる
ミックスボイスが安定する
音程が良くなる
最近のJ-POPが歌いやすくなる
という大きなメリットがあります。
実は、
歌唱力が高い人とそうでない人の差は、
高音そのものよりも、
この「切り替えの滑らかさ」にあることが
少なくありません。
次に
緑黄色社会やMrs. GREEN APPLEを
聴くときは、
ぜひ「地声と裏声の切り替え」に注目してみてください。
きっと、
「こんなに細かい技術を使っていたのか!」
という新しい発見があるはずですよ。
【体験レッスン受付中!期間限定で60分マンツーマンレッスンが無料で受講できます。】
充実の60分マンツーマンボイストレーニング
Shiny Music Vocal School
東京都新宿区
JR高田馬場駅から徒歩1分
この記事を書いた人
齊藤信也(ボイストレーナー歴28年)


コメント