シャイニーミュージック代表ボイストレーナー
斉藤信也です。
先週、
体験レッスンに来られた方のお話です。
その方は、
aikoさんの
カブトムシの
「サビの高い音がどうしても苦しいんです・・・」
と悩まれていました。
特に難しいのが、
♪「流れ星流れる 苦しうれし胸のいたみ
生涯忘れることはないでしょう」
この、
「しょうがい」の「い」
この音、
実は
「F4」の「ファ]
かなり高い音です。
しかも、
母音が「い」。
これがまた、
高音では非常に出しづらい言葉なんです。
「い」を正しく発音しようとすると、
口が横に開き、
口の中の空間が狭くなります。
すると、
声の通り道である「共鳴腔」も狭くなり、
高い声が響きにくくなるんですね。
高音は、
・共鳴腔を広げる
・息を上に流す
これがとても重要です。
そこで私は、
このフレーズを全部、
「は」
で歌ってもらいました。
「しょうがい」を、
「はははは」
で歌ってもらったんです。
すると・・・
「あっ!高い音がラクに出た!」
本人もびっくり。
とても嬉しそうでした。
実は、
日本語の母音の中で
一番出しやすいのは
「あ」
そして、
息が自然に流れやすいのが
「ハ行」です。
つまり、
「は」は、
高音に必要な
・口の開き
・息の流れ
・共鳴
を作りやすいんですね。
その後、
「は」で出せた感覚を残したまま、
少しだけ滑舌を崩して、
実際の歌詞に近づけて歌ってもらいました。
すると、
「あ、すごく歌いやすいです!」
と、
さらに声がラクに抜けるようになりました。
ここで大事なのは、
高音では、
完璧な滑舌が必ずしも正解ではない!
ということです。
もちろん、
言葉を伝えることも大切です。
ですが、
高い音になるほど、
プロの歌手も実は少し母音を変化させたり、
滑舌を崩したりしています。
なぜなら、
そのほうが「響く」からです。
高音で苦しくなる方ほど、
「ちゃんと発音しなきゃ!」
と思いすぎて、
逆に喉を締めてしまっている
ケースがとても多いんですね。
高い声は、
頑張って押し出すものではありません。
共鳴腔を広げ、
息を流し、
「響かせる」ものです。
もし高音で悩んでいるなら、
「正しく発音する」
よりも、
「ラクに響く口の形」
を意識してみてください。
それだけで、
驚くほど高音が変わることがありますよ。
【体験レッスン受付中!期間限定で60分マンツーマンレッスンが無料で受講できます。】
充実の60分マンツーマンボイストレーニング
Shiny Music Vocal School
東京都新宿区
JR高田馬場駅から徒歩1分
この記事を書いた人
齊藤信也(ボイストレーナー歴28年)


コメント